月別アーカイブ: 2015年5月

猫のパックン

ハーバード大学卒業のアメリカ人芸人タレントさんではない、猫の名前だ。学生時代に住んでいた学生アパートの大家さんとこの猫の名前だ。茶色と白のぶち猫で、なかなかふてぶてしい面構えなのだが、なつくとドスの効いたでっかいゴロゴロ音を鳴らして「ここ撫でろ~」「次はここ撫でれ~」と顎やら頭を突き出してくる猫好きにとってはたまらない愛嬌ものだった。大家さんのお宅の横にわたしたち学生が住むアパートがあった。
猫の方もよく分かっていて、猫嫌いもしくは自分に興味がない住人のところはスルーしていく。アパートは5階建てでワンフロアー6室、30戸の小さなものだった。猫のパックンは1階2階はベランダに入り込んで部屋の住人がまどを開けてくれるのを待っている。3階から上階は通路で昼寝をしていたりぶらついている。
そうして玄関から入って玄関から帰っていく。年2度お中元とお歳暮の時期に、アパートの住人全員の郵便受けに、大家さんとパックンの連名で「いつもお世話になり、ありがとうございます」とタオルセットや食器洗い、洗濯洗剤が入っている。
わたしは2階の奥から2番目の部屋に住んでいたのだが、パックンがどうやって帰るのか何度かベランダに立って見送ったことがあるのだけど、お隣り(一番奥)のベランダの防火壁の下のすき間を器用に潜り抜け、エアコンの室外機の上から幅20cmくらいだったと思う手すりに飛び移り、アパートの敷地に植えてある大きなかえでの木にピョンと飛び移って、最後はアパートの敷地を囲むブロック塀に飛び移るのだった。なかなか俊敏で運動神経のいい猫なんだなあと、すごく感心したのだった。

大学猫

わたしは、物心ついたら既に猫が居た、これまで猫が居ない環境はないという深く猫と関わりを持っている。高校生までは実家で過ごし、大学からは実家・地元を離れた。4年間の学生生活でも猫と密接にに関わるとは思ってもいなかった。大学構内に猫が数匹住み着いていたのだ。
わたしのときは雄が2匹と雌が3匹。大学で猫好き有志たちが猫たちに避妊・去勢をさせて、年2回の健康チェックを受診、病気、そうして猫が亡くなったときのお葬式代のときも有志がお金を出し合ったり、学生・教員・大学関係者等にカンパを募ったりしていた。薬学部があって生理学が必須科目であり、また生理学のゼミもあった。生理学では動物で実験がどうしても避けられない。
年1度の動物供養祭が行われる。供養碑があり、その横に実験で命を預けてくれた動物たちのお墓があり、その横に大学に代々住んでいた猫たちの小さなお墓がある。学生の中には猫嫌いのひとたちも当然たくさんいて「なんで猫を大学に住まわせるのか?」「野良猫を特別視するのはおかしい」といった声もあった。大学猫保護有志のひとたちの言いぶんは、「たまたま住み着いてしまった猫たちを安心して健全に生活させてやっているだけ。
これが犬であっても同じことをしていたと思う。命を守る勉強をしている薬学部や栄養学部の学生も居る学校で、生きものの命を排除するのは悲しいことだ」と言っている。猫が好きだったので、わたしもこの大学猫のサークルにちょくちょく顔を出していた。何度か熱心に入会を勧誘されたがやんわりと断った。サークルのメンバーのひとの中に、過激な動物愛護?の匂いのする人が数人ほどいたためだ。当時は上手く言葉でその不快感を説明できなかったが、今なら言える。
自分の価値観~特に思想的なものを、他人と諍いを起こすほど押しつけるな、ということだ。人の価値観や物事の考え方は人々の数だけ多種多様だ。自分の考え方を、批判する人たちに解ってもらうためには、批判する人たちの考え方も解らなければいけない。受け入れる許容がなければ、共存はできない。そういうふうに今なら言葉にすることができる。
でもゴリゴリ思想に染まってるひとたちには、この言葉は届かないかもしれないなあ。一番何ごとかに影響を受けやすい年頃だもの。

とぉ~んかつ、食ーべたい

こんなことは滅多にないんだけれど、今一番食べたいものは?と聞かれたら、「とんかつ!」と即答してしまうくらい、とんかつが食べたい。改めて考えてみるとザッと2年以上は食べてないんじゃないだろうか。揚げ物は下手 → 家で揚げ物は作らない → ますます揚げ物は下手 → さらに家で作らない、という無限ループなパターンに陥ってしまっている。
でも思うに、揚げ物は絶対プロのかたが作る方が美味しいと思う。プロが作った食べものは何でも美味しいのは当然だけれど、揚げ物は特にプロと素人の差が顕著に分かる気がする。とんかつ1枚にしてもしかり。出来立ての熱いのを、ふうふう気をつけていただく。口に入れたときの衣のサクッ、噛み切るときあの豚肉独特の風味の肉汁がじわあ・・。
普段はおろしポン酢しょうゆで食べることが多いんだけど、今はそのお店特性ソースと辛子で食べたいなあ。どっさりのキャベツのせん切りにもとんかつソースを少し。横にちょこっとポテトサラダなんか付いてると嬉しい。ごはんは2,3割ほど玄米が混ざっているもの。お味噌汁はさっぱりわかめか豆腐で。
うはは。こんなこと考えていたら、ますますとんかつ食べてたくなってきちゃったぞ。どうしましょう。